2009年に始まったおくてんは、これまで8回にわたり、アートフェスティバルを開催してきました。
回数を重ねることで少しずつ認知されるようになり、これまでにもたくさんのお客様に
ご来場いただきました。おくてんが他のアートフェスティバルと少し違うのは
「奥多摩で生活し、制作をするアーティストを訪ねる」というオープンスタジオ形式であること。
その魅力をより多くの方に感じてほしいと考えました。
2018年からは表記をOKUTAMA ART FESTIVALとし、ビエンナーレ形式をとります。
築き上げて来たおくてんの魅力を踏襲しつつ、これまで出来なかった企画を盛り込み、
より魅力的で国際的なアートフェスティバルに発展させていきます。
便利さばかり求める現代社会において、この展覧会のあり方は、少し不便かもしれません。
しかし奥多摩に生きる作家たちは、その不便さの中から見えてくる豊さを
追求しているように思えます。皆様にも、この展覧会で作品を観ること、
体験することはもちろん、作家たちと語らい、ゆったりとした時間をすごしてほしいと思います。
今までとは違う風景が、見えてくるかもしれません。